ビジネスチームビルディング詳細

組織力強化とチームビルディングの関係

組織力とは個人では絶対に創り出せない力(成果)をチームのシナジー(相乗効果)にとって生み出される爆発的な力を指します。つまり、1+1+1=3ではなく1+1+1=10・・30・・50の付加価値を生み出すことです。
では、多くの企業の多くの組織が1+1+1が3にも満たない状況にあるのは何故か。それは、チームがシナジーを生み出すための成長段階に達していないからです。

爆発的な組織力を生み出し、目標達成や業務の生産性を飛躍的に向上させるためには、組織の成長(チームビルディング)を加速させるリーダーシップ能力とメンバー間のシナジーを生み出すコミュニケーション能力の強化が必須となります。

80%以上の組織が、第2段階/混乱期を越えていない

混乱期を超えることで初めて組織のシナジーが生まれる

勝てる組織:チーム力強化の5要素

  1. 共通目的
    チーム/組織ビジョンが明確でメンバー全員に共有されている。
  2. 信頼関係の構築
    メンバー間の信頼関係が強固で、課題発見、課題解決に向けた対話が日常化している。
  3. 他者実現
    顧客、他者の視点を最も重視し、積極的且つスピーディーに商品、サービス、接客等の改善に取り入れている。
  4. 協働意志
    メンバーのモチベーションが高く、ビジョン達成への熱意、意志が極めて強い。
  5. リフレクション
    チーム/組織が永続的に成長し続けるための中核的な能力。常に上質に目を向け改善への変化を恒常的に生み出す。
  6. チーム力強化の5要素

    ビジネスチームビルディングの期待効果

    • 自己をより深く知る
      人間は自分を守るために無意識に「壁」を作ります。自分を守ろうとする「壁」が実は自分の成長を阻んでいることはないでしょうか?チームビルディングアクティビティは、お互いの信頼関係を築くことによりこの「壁」を下げ、外からの情報を取り込みやすくします。その結果、今まで知らなかった自分を発見することができます。
    • チームワークで各自の情報が生かされ、気持ちの交流から促進できる
      職場でのチームワークは生産性に大きく影響することは言うまでもありません。職場内にしっかりした信頼関係が出来上がるとお互いにサポートしあう関係が作れることになります。その結果、いわゆる足の引っ張り合いなどのネガティブな状況が減り、職場内の連携がうまく取れるようになります。
    • 課題解決を推進するスピードが高まる
      このプログラムの中で行われる課題解決では、問題をどのように整理して問題点が何かを探し、どうすれば解決できるかチームでリフレクション(振り返り内省化すること)をします。「何が良かったのか」「何が悪かったのか」その気付きを通して職場への適用をかんがえることができます。
    • 目標設定と課題の共有化力が高まる
      仕事を進める上でも常に行われている目標設定が、どのように設定したときに活動の動機付けとして有効に働くかを体験を通して学ぶことができます。
    • チャレンジシップが高まる
      精神的なプレッシャーや対人関係のストレスは、回避してばかりいては解決できません。逆にストレスとして蓄積されてしまうことにもなります。リスクに立ち向かう「挑戦の姿勢」「チャレンジ精神」を学ぶことができます。

    ビジネスチームビルディングアクティビティ

    ビジネスチームビルディングアクティビティの背景

    ビジネスチームビルディングアクティビティは、ASEと呼ばれている行動科学プログラムをベースに開発されています。

    ASEとはAction Socialization Experienceの略称であり、日本語では「行動社会化経験」と訳されています。野外活動や野外教育の分野で普及度の高い「イニシアティブゲーム」や「ロープスコース」のプログラムから改良を得て、屋内外を問わないゲーム形式のアクティビティのことを指します。小集団に与えられた課題を、行動実践することで集団の協力により問題を解決する活動です。

    ヨーロッパで軍隊における小隊の訓練を源とするこのプログラムは、1970年代にアメリカに渡り学校教育をターゲットとした理論背景を伴ったプログラムに変遷を遂げます。やがてこれらのプログラムをGEやIBM、AT&Tといった企業、またはハーバード大学のMBSプログラムにおいてチームビルディングやリーダーシップ開発といった目的で導入され実績をあげています。

    アクションラーニングソリューションズではこれらの体験学習プログラムをビジネスチームビルディングアクティビティと呼び、ハイパフォーマンスチーム養成プログラムとして日本企業向けにカスタマイズして展開しています。ビジネスチームビルディングアクティビティの実施は企業様の目的に合わせて、野外でも室内でも同様の効果性を得られるように設計しており、従来のただやって楽しかった研修」から現場の実務においても効果継続性の高いチームビルディングプログラムとして好評を得ています。

    チームビルディングアクティビティのキーワード

    チームビルディングのキーワード

    チームビルディングアクティビティは、現実に直面する課題を扱う。それに対して自己の意志力と行動力でどう適応するかを体験を通して学習し、行動変容を促す機会です。

    チームビルディングとは、「ある特定のチーム課題や目標に対して役割を分担し、一定のルールのもとにタスクに課題解決に集中し、リーダーシップやメンバーシップを発揮しあってコミュニケーションを図り、シナジー効果及び学習するチームに成長すること」です。

    チームビルディングアクティビティの成果目標と基本理念

    チームビルディングアクティビティの成果目標

    チームビルディングアクティビティによって五感を使い、一定の時間の中で目標達成するようデザインされています。

    主体的に他者・環境との関係性の中で必要な役割行動を創造できる”

    チーム目標の達成 -影響力の行使 -分かち合い -役割の柔軟性 -チーム・目標へのコミットメント -信頼感 -自分への挑戦 
    自己変革 -コミュニケーション -他者受容の体験 -自律と自己責任 -他者との協力 -達成感 -ストレス耐性 -協働

    ラーニングサイクル

    プログラムの効果性を高めるための学習の進め方は、以下の通りです。

    ラーニングサイクル
    基本理念

    プログラムを始める前に簡単な約束をします(コミットメント)。これはお互いを最大限に尊重するという強い約束です。自分を含めメンバーをけなしたり、軽んじたりしない約束であり、これにより人は欲求が充足され安心していると感じられます。

    このプログラムへの参加は強制ではありません。挑戦への選択の自由は常に保障されています。(Challenge by choice)。個人の挑戦レベルとその方法は、メンバーひとりひとりの選択を尊重することであり、お互いの信頼関係の構築を進めるための基本となります。

    今、この場で起こっている現実を取り上げ、生きた人間関係の中での在り方に気付きます。

    アクティビティリスト(サンプル)

    実施するアクティビティは、チームの構成メンバーおよびチーム状況によって適切なものを選択していきます。

    アクティビティ概要と様子 チームの発達段階
    カクテルパーティ

    【カクテルパーティ】
    ※アイスブレイキング
    緊張を解きほぐすことが狙い。体や気持ちをほぐしていくことを目標とした活動。ストレッチやボディタグ、名前を覚えるゲームなどを実施することで自己・他者・環境に慣れるとともに、今後の活動への心と体の準備をする。

    フォーミング期
    Have you ever?

    【Have you ever?】
    ※ディインヒビタイザー
    「抑制をとる」が言葉の意味です。気持ちの上での抑制を取ることが狙い。自己開示や、多少のリスクがある活動を行い、互いに笑いあうことによって体や気持ちをより解きほぐし、チームの中で個人が受け入れられやすい雰囲気を作り「失敗を受け入れる」基礎を醸成する。

    フォーミング期
    TPシャッフル

    【TPシャッフル】
    ※イニシアティブゲーム
    一本橋の丸太の上で、ファシリテーターから指示されたとおりに入れ替わる。横並びの関係性のなかで、どのようなコミュニケーションをとるか、またどのようなリーダーシップを発揮し、他者に対してどのような支援ができるのかを体感する。

    ストーミング期
    トラストフォール

    【トラストフォール】
    メンバーが作ってくれている人間のベッドに向かって後ろ向きに倒れる。他者との信頼関係が深いほど相手を受け入れ、協働することでリスクに対してチャレンジする姿勢について体感する。また目に見えない他者からの「信頼」を目に見える具体的な行動レベルで体感できる。

    ノーミング期
    スパイダーズウェッブ

    【スパイダーズウェッブ】
    ※イニシアティブゲーム
    巨大な蜘蛛の巣に見立てたロープで作られた網を、一切触ることなく通り抜ける。自分に対してメンバーが協力的な気持ちを持っていてくれること、一緒に課題に取り組む意識や姿勢を醸成することで深く気づくことができる。相互信頼の感情が自己の動機付けに直結していることを体感できる。

    トランスフォーミング期
    パンパープランク

    【パンパープランク】
    ※ハイエレメント・チャレンジ
    高さ8メートルの高さにある台の上に立ち、2メートルほど離れた場所にぶら下がっているブランコに飛びつく。挑戦者は丸太の柱を登り、命綱はチームメンバーが持つ。自分自身で目標設定をし、その目標をチームメンバーが共有し支えてくれることを実感する。「ひとりではない」ということを体感する。

    トランスフォーミング期
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