モチベーション3.0を基盤とした組織創りへの挑戦

皆様 こんにちは。

「モチベーション3.0」という言葉をご存知でしょうか。
私たち人間が何を動機として行動するのかを表現するために作られた造語です。

・モチベーション1.0が生存するための動機付け、つまり生き残るために行動すると言
った全ての生物に共通したモチベーション。

・モチベーション2.0が外発的動機付け、つまり何かを得るために行動すると言った私
達の社会に最も根付いているモチベーション。例えば、お金を得るために働く、良い成績
をとってご褒美をもらうために勉強をするなど、一般的には「アメとムチ」という言葉で
比喩される諸々の動機付けを指しています。

・モチベーション3.0が内発的動機付け、つまり何かを得るためではなく、遊びに代表
されるように楽しいから熱中する、知的好奇心を満足させるために取り組むなど内的な満
足感や充実感を満たすことが重要な動機付けになることを指したものです。

そして、このモチベーション3.0こそが私たち人間の創造性や自立性を高め大きな成果
を生み出す源泉であることが証明されています。逆に「アメとムチ」モチベーション2.
0によるマネジメントや関わり方は悪しき行為を助長し、依存を生み出し、長期的な視点
をないがしろにした短絡的な思考を促す恐れがあることが証明されています。結果として
ブレークスルーを生み出すような成果創出には適していないということです。
(参考/出典:モチベーション3.0 ダニエル・ピンク著 大前研一訳 講談社)

しかし、このような数々の実験によって「アメとムチ」が現実の組織マネジメントに適し
ていないことが証明されているにも関わらず、私たちを取り巻く組織創りやマネジメント
がモチベーション2.0を基盤とし3.0が活かされていないのは何故しょうか。
それは、その事実そのものを理解できても実際に実現する方法が分からないということが
原因ではないかと思います。

今回開催する「チームビルディング実践講座」はこのモチベーション3.0を基盤とした
組織創りを具体化するものです。

現状の組織マネジメントに行き詰まりを感じている、或は新たな活気ある組織創りを模索
しているリーダーの皆さん、是非、ご参加ください。お待ちしています。

■セミナー/書籍のご案内など

1.2014年5月31日(土)10時~18時 「チームビルディング実践講座(初級)」
お申し込みは下記のURLからお願いします。
http://jtba.org/kouza

2.「斉藤秀樹の最強組織を創るチームビルディング術」日経BP社ムック本
既に発売後5ヶ月が経ちますが、とても多くの皆さんに購読いただいています。ありがと
うございます。
本書は入門講座、実践講座の教科書的なものです。一読頂いてから参加されますとより
理解が深まります。

日経BP書店:http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/223440.html
アマゾン:http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4822274330/chintara-22

■チームビルディングコラム

みなさん、こんにちは。斉藤です。
今回のコラムもとても長くなってしまったので、前半部分だけをメルマガに掲載します。
続きは下記のURLをご覧下さい。
http://jtba.org/チーム力-組織力-向上

組織力、チーム力の向上が企業にとって永遠の課題であることは言うまでもありません。
しかし、そのための取り組みは経営者や管理職の経験則に依存し、不幸にもその取り組み
そのものが組織力やチーム力を生み出すことの妨げになっていることがあります。
チーム力を生み出すための方法。これがチームビルディングという手法です。そこには
原理原則があります。そのことをしっかり学び実践できれば、高いチーム力を手にする
ことができます。

これから、そのチームビルディングの一端についてお話していくことにしましょう。

■組織とチームの違い
これからチームビルディングについての話しを進めるに当たり、ここで使用される言葉
について共有したいことがあります。私達が使用するチームビルディングの言葉には一般
の解釈とは異なるものが幾つかあります。
例えば、「組織」は硬直したパフォーマンスが低い集団を表す場合に使用します。また、
「上司」「部下」は上下関係やポジションパワーなどのチーム創りにとってはネガティブ
な意味を持つ関係性を表すときに使用します。逆に「チーム」は活性化したパフォーマン
スが高い集団を表し、「リーダー」「メンバー」は役割の違いによって生まれるもので、
リーダーシップを発揮するものがリーダー(肩書きではない)と呼ぶことを意味していま
す。

そして、「組織」と「チーム」の違いと現状組織の課題を鮮明化するために下記に示す
「8つの要素」を評価軸として設定しています。

【8つの要素】
1.チーム意識
2.安全な場
3.信頼関係
4.自信と本気
5.チーム目標達成への貢献意欲
6.当事者意識
7.リーダーシップ
8.ミッション/ビジョン

では、この8つの要素によって「組織:硬直したパフォーマンスが低い集団」の状態を浮
き彫りにすると共に、なぜそのような状態に陥いるのかを考えていくことにします。
まずは、「組織」の8つの要素を具体的な組織状態に置き換えてみます。

【組織】
①チーム意識:個人主義が強く横の連携がない
②安全な場:上司や影響力を持つ者の顔色を伺う
③信頼関係:自己防衛的/排他的な言動や行動が多い
④自信と本気:設定された目標を高いと感じ、諦めややらされ感が強い
⑤チーム目標達成への貢献意欲:改善提案やアイデアなどがほとんど出ない
⑥当事者意識:全てにおいて誰かが何とかするだろうという傾向が強い
⑦リーダーシップ:すべての意思決定をリーダーに依存している
⑧ミッション/ビジョン:ミッションやビジョンは形だけで、何の効力も持っていない

同様にこの8つの要素を「チーム:活性化したパフォーマンスが高い集団」のチーム状態
を次に示します。

【チーム】
①チーム意識:チーム意識が強く、全員が協力して業務が行われている
②安全な場:職位、経験に関係なく、本音が言える
③信頼関係:良いことも悪いことも開示され、どんなことでも受け入れる関係性がある
④自信と本気:設定された目標を妥当と感じ、達成意欲は極めて高い
⑤チーム目標達成への貢献意欲:メンバー全員からさまざまな改善提案やアイデアが出さ
れる
⑥当事者意識:自分自身で出来ることを探し、当事者意識をもって進める
⑦リーダーシップ:リーダーシップはチーム全員が共有している
⑧ミッション/ビジョン:チーム全員がミッションやビジョンにコミットし仕事として体
現している

このように「組織」と「チーム」の違いを明確にすることで、私達が所属している集団が
組織に近い状態なのかチームに近い状態なのか分かり、どこに課題があるのかを鮮明にす
ることができます。

さて、ここからは上記で示した組織の特徴(状態)がなぜ生まれるのかについて考え、逆
説的にチームになるための課題について深めていきたいと思います。

■組織力が創り出すもの
一般に「組織力」という言葉は団結した集団が生み出す大きな力を指しています。しかし、
組織力そのものの定義は曖昧で、組織力がどのようにして創られるのかについても未だに
謎のままです。言うなれば私たちは「組織力」というまぼろしを探していると言えるので
はないでしょうか。
ここでは、私達の考え方に基づいた「組織が創り出すもの=組織力」について解説してい
きます。

(続きは、下記のURLをご覧ください))
http://jtba.org/チーム力-組織力-向上

*チームビルディングの研修や組織変革のコンサルティングに興味のある方は下記まで
ご連絡ください。最適なソリューションをご提供いたします。

https://secure02.red.shared-server.net/www.al-s.co.jp/contact.html

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