このようなセミナーを開催することを随分とサボってしまいました。約2年ぶりのセミ
ナー開催となります。この間、社会は大きな激動の中に投げ込まれています。残念なこと
に企業における人材開発や組織開発は対症療法を続けています。本来の人材開発や組織開
発の目的は何なのか。このような激動に柔軟に対応し、その時々の事象から学び成長でき
る人材や組織を創る為ではないかと思うのです。このような備えがなければ、環境に翻弄
され短絡的なリストラや派遣切りがこれからも繰り返されることになると思うのです。本
当の投資とは人材や組織の未来のために行われなければなりません。
これまで私自身が企業に問いかけてきたものは、短期利益の追求だけではない、真に価値
ある組織の創造です。それは理想論や机上の空論ではなく、長期的な成長や安定的な価値
創造へ最も近道なのだということです。
しかしながら、日本企業の人材開発や組織開発に対する見識は、大きく変化したという実
感を持てずにいます。
今回のセミナーでは、これまで私達が伝えてきた理論といくつかの事例を共有しながら、
参加いただける皆様と「あるべき組織開発や人材開発の姿」について考える機会にしたい
と節に願っています。
フランクに楽しい時間にしたいと思います。是非、ご気軽に参加ください。
・・・・・・・・・・・・・・セミナー案内・・・・・・・・・・・・・・・・
特別にメルマガ会員の方は無料ご招待(先着10名)いたします。お早めにお申し込みくだ
さい。
■セミナー概要
私達は改めて組織について真剣に考えるために象徴的な言葉として「組織ism」という
造語を生み出しました。最も重要なことは、私たち一人一人が常に何らかの組織の一員で
あるという自覚と貢献に対する内省ではないでしょうか。行動原理の中心に損得を置くの
ではなく、幸福や喜びの創造に貢献することを置くことではないでしょうか。
このような事を言うと、胡散臭く思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、
私達がこれまで取り組んできた組織変革の原動力となったものは、この価値観そのものの
変化なのです。
他者の評価や損得でモチベーションを継続し、今まで以上の労力をかけて難題に取り組む
ことを多くの人達が選択するでしょうか。組織において有能なリーダーは無論、必要です。
しかし、私達は誰かの手足の如く業務を遂行することを心から望んでいるでしょうか。
今回は一つの事例を用意しました。ある企業の若手社員が、実務を通じた自己変革を約
束し、1年以上継続してやり遂げた実例です。さらに、その取り組みの過程で彼らの上司
や組織に大きな影響を与えるまでに至っています。
私達が着目したのは、「どのように継続したのか?(DO)」ではなく「なぜ、継続でき
たのか?(BE)」です。
おそらく、そこに組織や人材を大きな成長に導くカギがあるはずです。もしかすると、
とても当たり前のことしか出てこないかもしれません。しかし、私達の目の前には、現実
に彼らが自らの意思で、自己変革し、成長したという事実があるのです。
どんなに知識や理屈(DO)を詰め込んでも、姿勢や意識(BE)が変わらなければ、何も
生まれない事例を私達は数多く見てきました。
私達はマニュアルや道具を一度手放し、私達自身のそして仲間一人一人の中にある自己
や価値観と向き合う時期が来たのではないでしょうか。
■セミナー要綱
* 開催日時:6月23日 13時30分~16時30分(13時15分受付)
* 開催場所泉ガーデンコンファレンスセンター(泉ガーデンタワー7F)
* アクセス http://www.bellesalle.co.jp/izumig_cc/access.html
* 参加費用:5,000円(メルマガ会員様先着10名ご招待)
* 定員:30名
■プログラム
* アイスブレーク/自己紹介(参加者)
自己紹介を兼ねて簡単なゲーム(アクティビティ)を行いたいと思います。
* レクチャー「組織強化の要素」
弊社が推進している組織作りの考え方について情報提供致します。また、事前にご質問等
いただければ回答も兼ねたご説明をさせていただきます。
* 事例紹介「ボトムアップアプローチの凄さ:若手社員が組織を活性化する」
色々な事例がありますが、今回はメンバーシップ(若手社員の活性化が組織に与える影響
について、最新の事例を共有し、組織を活性化させつための「本質」とは何かを考えてい
きたいと考えています。
(休憩)
* ディスカッション「自組織のレビュー:あなたの組織は何を生み出しています
か」
今回の事例等を踏まえ、参加者の皆様の所属している組織の課題について客観的なディス
カッションができればと考えています。
* 提案「社内ファシリテーター養成の重要性:真の組織開発リーダーの養成」
チェンジエージェントなどの言葉もありますが、単なる研修や手法の導入ではなく、社員
を組織変革のプロフェッショナルとして育成することが、とても重要だと考えています。
* まとめ/質疑応答/アンケート記入
質問やご相談に時間が許す限りお答えしたいと思います。アンケートにご記入いただけれ
ば後日、回答させていただきます。
■お申し込みURL
メルマガ会員専用URLとなります。お早めにお申し込みください。
https://secure02.red.shared-server.net/www.al-s.co.jp/special/seminar/merumaga_f
orm.html
・・・・・・・・・・「組織ism」スペシャルサイト 紹介・・・・・・・・・・・・・
スペシャルサイトをオープンしました。本サイトはこれから皆様のご意見等を吸収し、し
っかりと育てていきたいと考えています。できましたら、ご感想やご意見をお寄せいただ
ければ幸いです。
(スペシャルサイト「組織力の根底にあるBe」の冒頭分から)
わたし達は、社会環境や経済情勢の激変に関わらず、組織ismの重要性を投げかけてきま
した。人材開発が短期的なスキル開発だけでは本質的な成果に繋がらないことと同じよう
に、組織開発も中長期視点で取り組まなければならないテーマです。
現在、組織開発において中心的なテーマとして取り組んでいることはチームビルディング
です。それは単なる組織力の開発を目的とした一過性の取り組みではなく、チームの発達
段階とその見極め、発達段階に即したチームマネジメントの実践を指しています。
そして、その組織開発を成功に導くためには次のようないくつかのポイントが存在します。
URL:http://www.al-s.co.jp/special/
・・・・・・・・・・・・・・・ビズテリア掲載 記事・・・・・・・・・・・・・・・
今回は組織開発と人材開発の関係と重要性について書いてみました(BIZTERIA誌(Vol2
2)掲載)。
組織開発を前提とした人材開発でなければ教育投資は無駄になる
真に有効な教育投資とは
■人材開発に組織開発視点を
人材開発投資が行われてきたにも拘らず、組織が生み出す課題(モチベーションの低下や
メンタルヘルスの課題、帰属意識の低下など)は山積する一方です。私達はこれまでも組
織開発の重要性について提言を続けてきました。しかしながら一部のクライアントにチー
ムビルディングとしての断片的な理解を得られるのみとなっています。
チームビルディングを単に研修として取り組むだけでは、やはり一過性に終わります。問
題はコンテンツの導入ではなく、変革のプロセスを伴ったソリューション視点での導入で
す。
個人も組織も多様性を持っています。そして、組織はその多様性を活かすことでシナジー
を生み出します。しかし、単一の手法や同じ知識の付与では本来の多様性を活かすことは
困難です。一人のリーダーでも部下が変わり、立場が変われば要求される能力や対応は異
なります。重要なことは今、この環境に置いて学ぶべき事を見極め、現実的な課題解決を
実践し、チームが共有できる成果を生み出すことにあります。
ですから、そのためには常に「今」、そして「現実(実務)」に目を向ける必要があるの
です。
私達もこれまで知識付与や手法の提供を目的として人材開発を提供してきた経緯がありま
す。しかし、当たり前のことですが、知識も手法も目的ではなく手段です。目的は私達が
直面している課題を解決すること。そして、社員の多様な成長を促進し、社会的貢献度の
高い組織を創ることにあります。
■真に必要な人材/組織開発投資とは
そのために重要なことは、以下の点をこれまでの施策に注入することです。
* 本来の組織の意義を再考し、組織の全員が心から参画できるビジョンを探索、創
造すること
* 「組織は成長するものである」ことしっかりと理解し、組織成長に全員が協力
(リーダーシップ、メンバーシップの醸成)すること
* Do(やり方)偏重を改め、Be(あり方)について内省し自己変革を促進すること
一見、組織成果には関係ないように思われる方も多いのではないかと思います。しかし、
その価値観そのものが現在の組織力を衰退させている根底にあることを認識していただき
たいのです。
本質的な組織力の源泉は「信頼関係」と「コミットメント」です。これなしに高い目標
を掲げ、強烈なリーダーシップを発揮し、制度や仕組みを変えたところで大きな変革は生
まれません。これらはこれまでのシステム(ERPなど)や成果主義の導入の結果からも明
らかであると思います。
ですから、成果に拘るのであれば、寧ろ組織の再生を行うことが最も直接的に成果を生
み出すことなのです。
■具体的な施策とは
具体的な施策は明確です。
* 市場環境、社会的価値観の変化に連動した組織ビジョンの創造機会をトップダウ
ンだけではなくボトムアップで持つこと:AI手法の活用
* 組織シナジーを引き出す組織ファシリテーション能力を強化すること:社内ファ
シリテーター(ビジネスチームビルディング)の養成
* 従業員全員がDO(やり方:従来的成果)とBE(あり方:新たな成果尺度)の目標
を明確化し、組織的にその達成を支援、評価すること:アクションラーニングの組織的実
践、これらの実践によって組織も人材も大きく成長をすることができます
* ビジョン創造への参画は共感と帰属意識を呼び起こし、モチベーションを改善し
ます
* ファシリテーション能力の強化は日常的かつ組織的な学習力を高めるとともにメ
ンバーの自律性と創造性を醸成します
* DO+BEを目標や評価に取り入れることは、これまで一面的な評価によって本来の
力が発揮できなかった人材の潜在力を顕在化させ同時に、組織シナジーを生み出すための
基盤を強化します
■組織ism
最後に私達が進める組織ismについてお話しさせていただきます。
これまでの組織開発の取り組みから私達が実感したこと、それは組織開発こそが個の自立
化と成長を飛躍的に促進するということです。人材が最もモチベートされる瞬間は何か?
それは、「組織における自己の役割」と「貢献と自己成長の実感」が認識された時です。
逆に、最も人材力を発揮できない環境とは、これらが得られない組織です。
では、皆さまに問います。あなたが属する、或いはあなたがマネージメントする組織の
組織ismは明確ですか?そして、皆が共感を持って受け入れていますか?
(詳細は弊社スペシャルサイトをアクセスください:http://www.al-s.co.jp/special/)
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