「経営者・管理者のためのチームビルディング講座」開催

こんにちは。

春の陽気が待ち遠しい今日この頃、お変わりございませんか。

今回は嬉しいご報告があります。「最強組織を創るチームビルディング術」がアマゾンラ
ンキング(マネジメント・人材管理の部)で4位になりました。
現在入荷待ち(3週間~4週間)となっております。
これも皆様の応援のお陰です。心から感謝申し上げます。

また、3月8日と4月5日に経営者、管理者のかた向けのチームビルディング講座を開催
いたします。なかなか経営層の方がチームビルディングについて学び機会は少ないと
思います。この機会に上司の方々にご参加いただき、企業全体としてより良い組織、
チーム創りに取り組んでいただければと思います。

1)トピック
今回は「相性の合わない上司・部下との人間関係について」解説したコラムのご紹介
です。下記に一部を掲載します。

誰とも関わりを持たずに仕事をすることは出来ない以上、上司と部下の人間関係は
誰もが頭を悩ませる問題ではないでしょうか? 私自身20年超のサラリーマン経験をきま
持っていますが、上司・部下双方の経験の中から人間関係構築の難しさに悩んで
した。(続きはこちらをご参照ください)
http://jtba.org/相性の合わない上司・部下との人間関係

2)セミナー/書籍のご案内など
■特別セミナー 2014年3月8日(土)、4月5日(土) 10時~18時
「経営者・管理者の為のチームビルディング講座」を開催いたします。経営者、管理者
として同じ悩みを持つ方々と、現実の組織創りの課題について学びを深めていきたい
と思います。
http://jtba.org/2014/0224121336.html

■「斉藤秀樹の最強組織を創るチームビルディング術」発売中です。
Amazonランキング「マネジメント・人材管理のベストセラー」4位になりました。
現在、アマゾン書店は入荷待ちの状況になっており、お手元に届くまで3週間お待ち
いただいております。お急ぎの方は日経BP書店からお申し込みください。

ビジネスチームの再構築方法を手順化しました。これまでのマネジメントやリーダー
シップの考え方に一石を投じる内容です。組織創りや組織強化に悩む皆さんにご一読
をオススメします。
日経BP書店:http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/223440.html
アマゾン:http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4822274330/chintara-22

3)チームビルディングコラム
ソチオリンピックが閉幕しました。今回はスポーツ繋がりで、以前にも取り上げたワー
ルドカップ日本代表チームを例に、チームビルディングについてお話したいと思います。

【日本代表チームは何故蘇り、大きな成長を遂げたのか -前編-】

組織リーダーは「チームビルディング」の要である

◆組織リーダーがチームビルダーとなることでチームが再生し最強となる
組織リーダーは実働部隊を束ねる要である。それはワールドカップ日本代表チームを
率いた岡田監督の役割と重なります。

何故、日本チームは連敗の淵から蘇りベスト16(実質的にはベスト9)になったのか。
これには明確な理由とプロセスがあるのです。そして、その本質を理解することで私
達は目の前のビジネスチームを再生し、最強のチームへと変革することができるのです。

◆チームのコアは明確なビジョン
ズバリ、日本チームがどんな苦境に立っても前に進めた最大の理由は「ベスト4」に
なるというビジョンが選手だけではなく、スタッフや関係者全員が本気で信じて(共
有して)いたからです。

何故、チーム(組織)に閉塞感が漂いメンバーはヤル気を失っているのか。それは、
メンバー自身が心から貢献し、実現したいと思えるチームビジョンがないからです。
私達は心の奥底で価値が高く、自分を成長させてくれる仕事に関わりたいという願望
を持っています。
これはモチベーションの源泉である自己肯定感(自分自身の価値を自覚すること)や
自己実現に繋がっています。しかし、企業が掲げるビジョン(経営目標や事業目標)
から私達は自分にとっての価値を見いだせずにいます。ですから、自分の価値が高め
ることができると期待できるビジョンをチームで創り上げることが重要になるのです。
価値あるビジョンとは例えば、経営、事業目標そのものではなく、その目標を達成す
る意味や価値、その過程におけるチーム活動で得られる自己成長やチームとしての一
体感などを指します。無機質な数値目標や単なる目印ではなく、心が動く価値をメン
バー全員の知恵を総動員して考え付加するのです。

そして、その取り組みの中で今、真に私達が求めているチームに対する誇りや、仕事
に対するプライドを取り戻し、チームで仕事をすることが遣り甲斐や生き甲斐に繋が
り、仕事を単にお金を得るだけの道具ではなく、真に自己価値を高める意味ある手段
とすることが求められます。

メンバーにとって最も必要なビジョンとは全社的なものではなく、まずは自分が属す
るチームの具体的なビジョンそして自分自身のビジョンなのです。

そのためにリーダーはビジョン構築のファシリテーター(導師)として、まずは現実
的なこと「短期的にどうなりたいのか」「何ができたら嬉しいと思うか」「そのため
に協力し合えることは何か」などから皆で話し合い、共有します。この取り組みを定
常化することで、価値あるビジョンの創造をチームとして定着させることができます。

そして、決めたことは徹底的にやりとおす。その姿勢が組織リーダーとして尊敬を生
み出すのです。

◆チームマネジメントの本質を理解する
チームマネジメントの本質を理解するためにはチームが成長するものであること、そ
してチームの成長プロセスを熟知する必要があります。なぜ、チーム成長プロセスの
理解が必須なのかと言うと自チームの成長段階を認識できていないとマネジメント
(打ち手)が効果的に効かないからです。

また、チーム状態を雰囲気で見るリーダーが多いようですが、チーム状態は成果でみ
ます。どんなにチームの雰囲気が良くても成果が出ていないチームはフォーミング
(第1)段階です。ここで簡単にチームの成長プロセスを紹介します。

チーム成長プロセスは第1段階:フォーミング、第2段階:ストーミング、
第3段階:ノーミング、第4段階:トランスフォーミングの4段階からなります。

チームが本来のチーム力(チームシナジー)を発揮するのは第3段階のノーミングか
らです。ノーミングに入ることでやっと個人の能力の足し算を越えたチーム力が生ま
れます。
そして、第4段階のトランスフォーミングに至りチームは爆発的なパフォーマンスを
発揮します。

では、分かりやすい例としてワールドカップにおける日本代表チームの変化、成長を
題材にチームビルディングの本質であるチームの成長プロセスについてお話していく
事にします。
これによって、日本チームが何故蘇り、何故チームとして大きな力を発揮することが
できたのかについて明確に理解することができます。そして、そのプロセスこそがス
ポーツチームだけではなく、ビジネスチームにおいても本質的に同じであるというこ
となのです。

◆日本チームの変化と成長プロセス1:フォーミング
川口選手が招集を受け、南アフリカのキャンプに合流し練習風景を見た時、チームの
雰囲気に何か違和感を感じたそうです。「歯車がかみ合っていない」この違和感とは
メンバーの口数の少なさや、プレーについて確認や話し合いもないことを指していま
す。また、集中力や緊張感が欠けているように見えたそうです。

これは典型的なフォーミングの状態です。チームの目標は何となく知っているものの、
メンバー間の信頼関係が弱く、お互いの特性ややるべきことが分かっていない、役割
認識が曖昧な状態です。

この状態では遠慮や様子見の心理が働きメンバー個人も本来の力を発揮できず、極め
て低いチームパフォーマンスしか生み出せません。
結果、練習試合は負け続けチームは最悪の状態になっていきます。

◆日本チームの変化と成長プロセス2:ストーミング
練習試合を負け続けたことによりチームに危機感が生まれました。この危機感が重要
な行動を生みます。それは開幕戦前夜のメンバー(選手)23人だけで行われたミーテ
ィングです。選手たちは「選手が気持ちを一つにしなければならない」「ぶつかり合
っても話し合う」という想いで集いました。

チームがチームシナジーを生み出すためには互いの本音を知ることが必須条件になり
ます。そのために重要な変化は、本音で語る「自己開示」、先入観を持たず真意を受
け止める「他者受容」、そしてぶつかっても本音で語り合うことが必要なのです。自
らの想いをさらけ出し、ぶつかっても相手を信頼し受け入れ、どんな些細な事でも言
い合える関係を創ること。それがストーミング期の最大のテーマとなります。

選手23人だけのミーティングを通じて見事にそのチーム状態に向けた変化が生まれま
す。ミーティングの前半は新たな戦術論や戦略論を話し合いましたが、意見が激しく
対立し方向性が見えてこない。表面的な方法論の空中戦は議論を続けても何も生み出
しませんでした。
その時、厳しい海外のリーグで戦っているメンバーを中心に戦う姿勢、気持ち、危機
感について話題がシフトしていきました。そのことによってチームメンバーが見失っ
ていた何かに照準が合ってきます。
若手選手は、中堅選手が熱い気持ちを語る姿を見て嬉しかったと語っています。そん
な気持ちが先輩にあったのだと始めて気付いた瞬間でした。

やっと皆が本音で話し合い、「勝」ということに本気で向き合いました。そして闘莉王
選手の言葉でチームは一つの方向に向かいます。

「俺たちは下手くそなんだから、泥臭くやらなければ勝てない」

多くの選手たちが共感しました。今まで拘っていた小さなプライドを捨てることができた
“瞬間”です。
このミーティングによってチームはフォーミングからストーミングへ、そしてノーミング
の入り口へと進化、成長していきます。

(後編に続く)

さて、3月8日、4月5日に「経営者・管理者の為のチームビルディング講座」を開催します。
特に経営者、管理者の方々は、チームビルディングの学びを深め名将になるための秘訣
を論理的にご理解いただければと思います。
http://jtba.org/2014/0224121336.html

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